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トイレを2つに増設するメリットとは?マンションに増設する方法も解説!

BLOG. 2022.7.12

基本的にマンションでは、トイレは一部屋に1つが一般的です。
それに対し、2階建ての戸建てでは、トイレは2つの傾向にあります。

しかし、トイレは一家に2つも必要なのでしょうか。
トイレを2つ設けるメリット、デメリットや、増設にかかる費用をふまえた上で、どのようなケースでトイレが2つ必要になるのか、について解説します。
増設の際に費用を抑えるポイントや、マンションに増設する場合についても解説しますので、最後までご覧いただけますと幸いです。

 

□トイレが2つあることのメリットとは?意外なデメリットとともに解説します!

*メリット

トイレが2つあることのメリットは、3つあります。
1つ目は、階段の昇降の手間が省けることです。
2階建ての住宅では、これが最大のメリットでしょう。

特に、深夜の足元が暗い時間帯では、トイレのために電気をつけて家族に迷惑をかけたり、暗い足元を見ながら階段を下りる必要もなくなります。
ベッドで寝ていたのに、わざわざ階段を上り下りするのは非常に面倒ですよね。
子供の安全性を考慮して、子供部屋と同じ階にトイレを増設するケースもあります。

2つ目は、トイレが渋滞しにくくなる点です。
通勤、通学など、生活リズムが被る時間帯に起こりやすいことが特徴でしょう。

例えば朝の忙しい時に、トイレが1つしかないために渋滞するのは非常に困りますよね。
朝は急いでいることもあり、一日の始まりからストレスが溜まってしまうでしょう。
トイレが2つあれば、渋滞することはほとんどありません。

3つ目に、トイレが故障しても予備のトイレがある点です。
トイレが2つあれば、仮にどちらかが故障してももう一方を使えるため、修理するまでそちらを使う、といった対応が取れます。
しかし、トイレが1つしかなかった場合、故障した際には大きなトラブルとなります。
日中であればある程度余裕を持って対応できますが、朝起きたら故障していた、といったケースでは対応に困るでしょう。

 

*デメリット

デメリットは3つあります。
金銭面以外にもデメリットがあるため、注意しましょう。

1つ目に、設置コストが増加することです。
こちらは最も代表的なデメリットでしょう。
トイレの場合、単に本体の費用が2倍になるだけではありません。
給排水の設備が必要となるため、通常の部屋や設備とは異なり、設置コストは高い傾向にあります。
1つ増設するだけで40万円から100万円程度かかり、給排水の設備の位置によってはそれ以上必要になる場合もあるでしょう。

2つ目に、設置スペースが必要になる点です。
家の広さによっては、トイレ1つ設置しただけでも大きな影響を与える場合があります。
トイレが2つあると便利ですが、部屋の広さも考慮しながら検討しましょう。

3つ目に、掃除がより大変になる点です。
トイレが増えると、その分掃除の手間も増えます。
そのうえトイレは汚れやすいため、安易にトイレを2つ設置するべきではないでしょう。

 

□増設費用はいくらかかる?詳しく解説します!

増設にかかる費用には、本体価格、工事費用の2種類があります。
本体価格は、通常のグレードで10万円から20万円、ハイグレードの物だと20万円から30万円程度となります。
グレードによる違いは、除菌機能や便座がすぐに温まる機能の有無といった、機能性の違いでしょう。
最低限の機能で良ければ通常のグレードの物を、こだわりたい機能があればハイグレードの物を選びましょう。

これに加えて、工事費用がかかります。
工事費用は、配管との距離によって異なります。
配管がつなぎやすい場合には40万円から50万円、つなぎにくい場合には、およそ55万円以上かかります。

前述のように、トイレは必ずしも2つ必要、というわけではありません。
多額の費用もかかるため、増設は安易に検討するべきではないでしょう。

例えば、家族が4人以上いる場合には、トイレが混むことを考慮してトイレを増設すると良いでしょう。
しかし、2人暮らしの場合や、生活リズムが家族によって異なる場合は、トイレが混むことは少ないため、増設の必要はないでしょう。

 

□役割を分けてコストダウン!増設費用を抑えるポイントを解説します!

上記のように、非常に多額のコストがかかるトイレの増設ですが、工夫次第でコストダウンを図れます。
1つ目に、役割ごとにトイレのグレードを決める方法があります。
それぞれのトイレを、同じグレードに揃える必要はありません。
そのため、1階の来客用のトイレはハイグレードの物を採用し、内装にもこだわる一方で、2階のトイレはシンプルな内装の通常グレードの物を採用する、といった方法が利用できます。

このように、目的に合わせたグレードを採用することで、必要以上に高いグレードの物を購入することなく、コストを削減できるでしょう。

2つ目に、配管との位置関係を工夫する方法があります。
例えば、2階にトイレを増設する場合、1階のトイレの上に設置すると良いでしょう。
1階の配管から真上に延ばすだけで良いため、設置費用が安くなる傾向にあります。
間取りを考慮しながら、検討することをお勧めします。

 

□マンションでもトイレは増設可能?メリットや注意点について解説します!

結論から言いますと、マンションにトイレを増設できる可能性は低いでしょう。
ただし、管理規約で許可されている場合には、既存の配管から増設するトイレへと配管を伸ばす場合にのみ増設が可能です。
基本的には、管理規約でトイレの増設が許可されていても、配管を変える工事は許可されていない場合がほとんどです。
マンションにお住まいの方でトイレを増設したい場合、これらの項目を確認しましょう。

マンションにトイレを増設するメリットは3つあります。
1つ目は、トイレの渋滞を防ぐことです。
戸建ての場合と同様、朝の忙しい時間帯のトイレ渋滞を解消できます。

2つ目は、予備のトイレとしての役割です。
部屋のトイレが故障しても、共同トイレを利用できる場合がありますが、修理までの期間は共同トイレを使い続けるとなると不便ですよね。
トイレが2つあれば、片方のトイレが故障しても自宅のトイレを利用できます。

3つ目は、目的に応じたトイレを設置できることです。
備え付きのトイレでは、バリアフリー志向のトイレは少ないでしょう。
新たに増設するトイレであれば、目的に応じてバリアフリーのモデルなど、自由に選べます。

マンションに増設する場合、戸建て以上に注意すべき点があります。
マンションは戸建てに比べて狭い傾向にあるため、トイレを一個増設するだけでも部屋が狭く感じる場合があるでしょう。
利便性を求めて増設したのに部屋が狭くなってしまえば本末転倒ですね。
本当に2つ必要なのか、慎重に検討しましょう。

戸建ての場合、費用の変動はあるものの、比較的自由にトイレの設置場所を選択できます。
マンションの場合は、配管を変えられないため、増設したい場所にトイレを設置できない場合があります。
設置場所を見直すと良いでしょう。

 

□まとめ

今回は、トイレを増設することのメリットやデメリットから、トイレの増設はどのような人が行うべきか、について解説しました。
意外にもデメリットが数点あるため、導入の際には慎重に検討しましょう。
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