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中古住宅のリノベーションは難しい?失敗しないためのポイントを解説します!

BLOG. 2022.6.22

中古住宅のリノベーションには、失敗するリスクがあることをご存じでしょうか。
リノベーションには、新築と異なるメリット、デメリットがあり、新築にはない注意点もあります。
過去の失敗事例から、失敗しないためのポイントを学び、中古住宅のリノベーションを活用しましょう。
今回は、中古住宅のリノベーションの特徴や、失敗しないためのポイントについて解説します。

 

□費用以外にも魅力がある!リノベーションのメリットを解説します!

そもそも、リノベーションとリフォームの違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
リノベーションとは端的に言えば良いものをより良いものにすることです。
例えば、生活スタイルにあわせてバリアフリーを取り入れたり、子供が自立する際に家の間取りを変更したりするケースなどがリノベーションに該当するでしょう。

対して、リフォームとは劣化したものを元に戻すことです。
例えば、古くなったバスルームを新しくする場合は、リフォームに該当するでしょう。
リフォームの場合は劣化した場所のみの工事となるため、比較的小規模な工事になりますが、リノベーションの場合、間取りの変更のような工事も含まれるため、大規模な工事になる傾向にあります。

リノベーションのメリットは主に3つあります。
1つ目は、費用が比較的安いことでしょう。
一般的に、住宅の価値は10年を境に価値が大幅に下がると言われています。
築20年を超えると、ほぼ土地の価格のみで住宅を購入できる場合もあるでしょう。

このように、新築に比べて物件の購入費用が大幅に抑えられる点がメリットと言えます。
ただし、新築と価格があまり変わらない地域もあるため、注意が必要です。

2つ目は、間取りやデザインの自由度が高い点でしょう。
新築住宅には、注文住宅と建売住宅の2種類があり、注文住宅の場合、間取りやデザインをかなり自由に決められます。

しかし、建売住宅はある程度仕様の決められた物件に設備を選択して購入するケースが多いため、意外にも間取りやデザインの自由度は低い傾向にあります。
そのため、購入者がある程度妥協するケースも少なくありません。

中古住宅のリノベーションでは、購入者のこだわりや希望を実現しやすく、生活スタイルに合わせた間取りを選べるでしょう。
中古住宅ならではの、レトロな雰囲気をあえて残し、味わいのある空間に仕上げることも可能です。

3つ目は、選べる物件が豊富な点でしょう。
新築の場合、土地を探すところから始まるため、選択肢は限られてしまいます。
そのため希望通りの土地を選ぶことは難しく、ある程度妥協が必要になる場合も少なくありません。

対して中古住宅の場合、既存の住宅を購入するため物件数が多く、希望通りの立地を選びやすい傾向にあります。
最初は新築で検討しておきながら、希望通りの立地が選べなかった場合は中古住宅のリノベーションに切り替える、というのも1つの手段でしょう。

 

□リスクが伴う?リノベーションのデメリットを解説します!

リノベーションのデメリットは、主に3つあります。
1つ目は、想定外の出費が発生する場合がある点でしょう。
中古住宅には、内見しただけではわからないような、内部が損傷している場合があります。

例えば、壁の内部が腐食していたケースや、シロアリの被害があるケースが挙げられます。
これらのケースは、リノベーションの際に解体して初めて発覚する場合もあり、想定外の補修費用がかかる場合があるでしょう。

2つ目は、構造によって間取りの自由度が変わる点でしょう。
一戸建てには、在来工法とツーバイフォー工法の主に2種類があります。
前者は柱や梁を用いているため、壁を抜いて間取りを変更できます。

しかし、後者は壁と枠組みで住宅を支えているため、壁を抜いて間取りを変更できません。
そのため、リノベーションだからと言って大規模な間取りの変更ができない場合があります。

3つ目は、入居に時間を要する点でしょう。
例えば新築の建売住宅の場合、購入して引き渡しが完了した後、すぐに住み始められます。
リノベーションの場合、中古物件を購入後、工事の設計、施工が完了して初めて引き渡されるため、住み始めるまでに3か月から6か月の期間を要します。
そのため、すぐに住み始めたい、という方にはあまりお勧めできません。

 

□住むのに我慢が必要?リノベーションの失敗例を紹介します!

リノベーションを行った方の中には、失敗して我慢しながら住み続けている方や、想像以上に費用がかかって後悔している方もいます。
このような失敗事例を事前に知っておくことで、後悔のないリノベーションを実現しましょう。

紹介する事例は2つあります。
1つ目は、断熱性能の低さから、快適に過ごせなくなったケースです。
リノベーションを行った住宅は築25年で、内装の張替えや、水回りのリフォームを行いました。

しかし、家の断熱性能の低さから、冬がとても寒く、光熱費がかさんでしまいました。
古い戸建ての場合、気密性が非常に低い場合があります。
そのため、すきま風が入り込み、エアコンを使用してもすぐに熱が逃げてしまうでしょう。

さらに、断熱性が低いと、結露が生じやすくなります。
あまり結露が多いと、壁面にカビが生じることもあるでしょう。
このように、特にリノベーションにおいては、断熱対策は非常に重要だと言えます。

2つ目は、比較的新しい住宅にもかかわらず、カビが生えてしまったケースです。
リノベーションを行った住宅は築15年と比較的新しく、設備はきれいでした。

しかし、程なくして住宅の数か所にカビが発生してしまい、想定外の補修費用を払うことになりました。
これは、住宅が無人だった期間が長い家によく見られる現象です。
無人の住宅では、換気をはじめとするメンテナンスが行われないため、住宅が劣化しやすくなります。
このように、住宅の築年数や、耐震性能などの表面上の情報だけで購入してしまうと、想定外の出費が発生する場合があるでしょう。

 

□失敗しないためには?リノベーションの際のポイントを解説します!

物件の選び方も重要ですが、リノベーションする際のプランニングも重要でしょう。
ある程度希望や要望はまとまっているけど、具体的な間取りや設備は決まっていない、という方も少なくありません。
建設会社の勧めに従ってプランを立てた結果、生活スタイルに合わない住宅になってしまったケースもあります。
重要なのは、実際の生活を想定しながら、どこにどの程度の収納が欲しいのか、コンセントの過不足はないか等、具体的な使用を考えることでしょう。

収納を決める際のポイントは、少し余裕のある収納を設けることです。
お子さんの成長をはじめとして、生活するにつれて必要な収納は増えていきます。
ある程度余裕がある方がちょうど良いでしょう。

反対に、具体的な希望や要望が決まっているために、実際の生活を想定せずに要望通りの間取りにしてしまったケースもあります。
例えば、広いキッチンが欲しいと考えていて、広すぎて生活動線が長くなり、かえって不便になる場合があります。
具体的な要望を持つことは大切ですが、建設会社に相談してみるのも良いでしょう。

 

□まとめ

今回は、中古住宅のリノベーションの特徴や、失敗例、失敗しないためのポイントについて解説しました。
弊社では、大阪周辺のリノベーション向きの物件を紹介しています。
大阪周辺でリノベーションを検討されている方は、ぜひ当社にご相談ください。

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