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住宅のリノベーションにかかる期間とは?ポイントについても解説!
「住宅のリノベーションにかかる期間について知りたい」
「部分リノベーションにかかる期間について知りたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
リノベーションにかかる期間を把握しておくことは大切です。
今回は、上記のお悩みを解決する情報をお届けします。
ぜひ参考にしてください。
□住宅のリノベーションにかかる期間の目安とは?
リノベーションをする際に、ご自身の予定に合わせて計画する必要があります。
リノベーションの規模によっては、工事期間中その家を離れ、仮住まいを用意する場合もあるでしょう。
したがって、設計や工事にかかる時間を把握することは重要です。
どのような工事工程があり、どれほど工事期間がかかるのかを正しく把握したいですよね。
この章では、住宅リノベーションのうちフルリノベーションについて、マンションと一戸建ての違いを含めながら解説します。
*フルリノベーションの工事期間の目安とは?
フルリノベーションは、スケルトンリノベーションとも呼ばれます。
構造だけを残し、間取りや内装を一新し、新しい住宅設備を導入するリノベーション方法です。
建物の広さや構造によって異なりますが、一般的に以下の期間が目安となります。
・マンションの場合、2か月から3か月
・一戸建ての場合、3か月から4か月
見積もりの際に、どれくらいの工期がかかるか、リフォーム会社に確認しましょう。
*マンションと一戸建ての工期の違いとは
前述のように、一戸建てと比べ、マンションの方が工期が短い傾向にあります。
なぜなら、マンションでリノベーションできる範囲は小さいからです。
具体的には、リノベーションできるのは専有部(個人が所有する部分)に限られ、手を加えられるのは内装や設備が中心となります。
ただし、マンションのリノベーション工事には管理組合の許可が必要で、近隣住人への配慮の都合で、工事できる曜日や時間帯が限定されることもあります。
したがって、予想以上に時間がかかることもあるので注意が必要です。
一方、一戸建てのフルリノベーションでは、骨格を除く大部分の解体を含めると、大掛かりな工事となります。
耐震補強をする際は、躯体に手を加える事も多く、工期が長くなりがちです。
また、解体して初めて構造の状態が分かることも多く、追加工事が発生した場合、その分期間が延びます。
さらに、外壁や屋根の工事は天候の影響を受けます。
雨が多い季節だと、長期化する傾向にあります。
□部分リノベーションについて
ここまで、建物全体をリフォームするフルリノベーションについてご紹介しました。
それに対して、建物の一部分だけに手を加えるのが部分リノベーションです。
部分リノベーションには、どれくらいの期間がかかるのでしょうか。
部屋ごとに解説していきます。
1つ目は、キッチンリフォームについてです。
現状のキッチンを取り外し、新しい物に交換するリフォームであれば、2日から4日が目安でしょう。
この際、ガス・電気・水道の接続は現状のままですので、作業は比較的短期間となります。
ただし、床や壁の張替えまで行う場合は、全体で1週間程度を見積もるのが良いでしょう。
一方で、キッチンを移動させる場合はさらに長い期間がかかります。
2週間から1か月ほどの工期が必要でしょう。
既存のキッチンと、新しいキッチンの2か所を工事するため、周辺の床や壁だけでなく、電気工事や配管まで手を加えることになります。
2つ目は、浴室リフォームについてです。
洗面台のみをリフォームするのであれば、早くて1日で完了します。
壁や床を張り替えるのであれば、1日から2日かかるでしょう。
費用は、洗面台を交換するだけであれば6万円から8万円ほどです。
壁や床の張り替えを加えると、13万円ほどになります。
3つ目は、トイレリフォームについてです。
トイレの本体のみの交換の場合、1日ほどで完了します。
しかし、和式から洋式に変える方法であれば、2日ほどかかるので注意が必要です。
水道管の取り換えも行う場合、3日から4日ほど期間が必要です。
費用については、便座の交換であれば3万円から10万円ほどですが、便器と便座を交換するのであれば20万円以内が目安です。
4つ目は、間取り変更リフォームについてです。
1部屋から2部屋に変えて壁をつくる場合には、2~3日ほど期間が必要です。
部屋数を少なくするリフォームの場合、床などの張り替えも含めると、5~6日ほどが必要となります。
費用については、部屋を1つから2つに増やす場合、壁のみを加えるのであれば10~20万円です。
以上が、部分的なリノベーションについてでした。
□仮住まいするべきなのかについて
ここまで、リノベーションにかかる期間について、詳しくご紹介しました。
リノベーションの際に、仮住まいが必要なのかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで続いては、仮住まいは必要なのかについて解説します。
施工面積が狭く、短い工期で行う部分的なリノベーションであれば、仮住まいを用意しなくても、ご自身の家に住みながら進められます。
では、大規模な工事が必要なフルリフォームの場合、仮住まいは必要なのでしょうか。
結論、フルリフォームを行うのであれば、原則として「仮住まい」が必要でしょう。
なぜなら、ご自身の家に住みながらリノベーションをする場合、居住スペースや家具などを動かしながらの工事になるため、大幅な間取り変更が難しくなってしまうからです。
その他にも、工事中には埃や騒音が生じますし、毎日人が出入りすることとなります。
これは、大きなストレスとなってしまうでしょう。
また、居住スペースを確保しながら工事を進めなければならないとなると、進行にも制限が生じてしまいます。
その結果、期間が長引きかねません。
スムーズに工事を行うためにも、フルリノベーションであれば仮住まいをおすすめします。
□工事の進捗情報はこまめに確かめよう
工期のスケジュールは、あらかじめ業者によって提示されます。
しかし、状況によっては遅れが生じる場合もあります。
特にリノベーションにおいては、予期せぬ事態が施工の段階で生じる事も多く、多少の遅れを見込んで余裕のあるスケジューリングが必要です。
スケジューリングがギリギリだと、どんな不都合が生じるのでしょうか。
例えば、子供の入学式に合わせて引越し予定だったけれど、工期が遅れて遠い仮住まいからの通学を強いられるケースがあります。
さらに、キリの良いタイミングで賃貸との引継ぎができなかった場合、余計な家賃や宿泊費用が発生する可能性もあります。
したがって、引越しのデッドラインを定め、その1か月から2か月前に工事が終わるように計画を立てると安心です。
そのうえで、頻繁に現場に足を運ぶことで、自身の目で進捗状況を確認するのが良いでしょう。
それによって、工期に敏感であることを暗に業者に伝えることができ、計画通り施工してもらえる可能性が高まるかもしれません。
また、かかる期間に加えて、遅延した場合の補償があるのか事前に施工会社に問い合わせましょう。
引越しのデッドラインを伝えることで、工事に応じて余裕をもったスケジューリングを施工会社が提案してくれることもあります。
□まとめ
今回は、リノベーションにかかる時間について、詳しく解説しました。
工事にかかる期間を正しく把握することは、晴れやかな新生活を始められるかに直結します。
ぜひ当記事を参考に、余裕をもったリノベーションを実現してください。
また、大阪周辺で住宅のことで何かお困りの方は、お気軽に当社までご連絡ください。